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厚労省「指定難病」3月中に200疾患選定

2015年1月23日 21:54

 治療法がない「難病」の患者を国が支援する新しい制度について、厚労省は第二次の支援対象となる約200の病気を3月中に決めると発表した。

 厚労省は原因が不明で治療法が確立しておらず、患者数が18万人以下などの条件を満たしたものを「指定難病」に指定して、医療費助成などを行う新たな制度を始めている。

 「指定難病」の条件を満たす病気は約300種類あるとみられ、第一次で指定された110の難病の患者に対しては今月1日から医療費の助成が始まっているが、厚労省は23日、第二次の指定難病の決定に向け専門医らの会議を開いた。

 会議では、来月数回会議を行って約600の病気について詳細な検討を行い、3月中にはそのうち200の病気を「指定難病」に決め、夏には医療費助成を始めることが決まった。