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北朝鮮拉致問題 解決を願う都民の集い

2015年1月24日 19:28
北朝鮮拉致問題 解決を願う都民の集い

 北朝鮮による拉致問題の解決を願う東京都民の集いが24日に行われ、拉致被害者家族会の飯塚繁雄代表が、「拉致問題の解決には世論が大きな力になる」と述べ、理解と協力を求めた。

 東京・豊島区の東京芸術劇場で行われたこの「都民の集い」は、拉致問題の解決を願うとともに都民の理解と関心を高めようと、東京都が主催したもの。会場に集まった約830人を前に挨拶した拉致被害者家族会の飯塚繁雄代表は、問題解決には世論の力が不可欠だと訴えた。

 拉致被害者家族会・飯塚繁雄代表「一番力になるのは国民の世論ですね。北朝鮮に向けて怒りの声を発するというのが大きな力になる」

 また、政府に対しては、「家族も高齢化している。ぜひ今年半ばまでには、解決の兆しを見いだす努力をして欲しい」と求めた。

 集いでは、拉致問題の現状について政府の担当者から説明があったほか、被害者である横田めぐみさんや田口八重子さんらとその家族たちの生活、拉致事件の経緯などを描いた劇が上演された。