H2Aロケット、打ち上げ成功 種子島
政府の情報収集衛星を載せたH2Aロケット27号機が1日午前、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ、無事、成功した。
情報収集衛星を載せたH2Aロケット27号機は1日午前10時21分に打ち上げられた。ロケットは予定の軌道で衛星を切り離し、打ち上げは無事、成功した。
情報収集衛星は北朝鮮のテポドン発射を受け、政府が導入した事実上の偵察衛星で、晴れた日の昼間にデジタルカメラで撮影する「光学衛星」と、曇りや夜間でも観測できる「レーダー衛星」の2種類がある。今回打ち上げられたのはレーダー衛星の予備機で、運用中の衛星の故障に備える。
内閣衛星情報センター・下平幸二所長「情報収集衛星を的確に運用して、真に必要とされている情報の収集に臨みたい」
一方、日本の大型ロケットはH2A、H2B合わせて25機連続の打ち上げ成功で、成功率は96.8%となった。