厚労省専門家会議 新型コロナ重症化リスクのない人…健康観察の省略提案
新型コロナウイルスの感染状況などを分析する厚生労働省の専門家会議が開かれ、増加する保健所などの業務を軽減するため、重症化リスクのない人について、症状が悪化した場合以外は、健康観察を省略することなどが専門家から提案されました。
会議では、感染者の急増で保健所などの業務がひっ迫する現状を踏まえて、流行が拡大している地域では、基礎疾患などがなく重症化リスクのない人については、原則、健康観察などを省略し、症状が悪化した場合のみ、自らの連絡を受けてから健康観察をすることなどが提案されています。
また、検査キットの不足により検査が受けられないまま感染疑いがあるとして療養している人については、症状がおさまってから72時間たてば療養解除とするなど、一定の目安を作るべきとの意見も出ているとみられます。