“サンゴ礁破壊ないか”県が調査 辺野古沖
アメリカ軍普天間基地の移設先となっている沖縄県名護市辺野古沖で、防衛省が海中に大型のコンクリート製ブロックを投下していることについて、「無許可での海底の破壊に当たる可能性が高い」として沖縄県が26日、海底の調査を始めた。
ダイバーを乗せた沖縄県の調査船は26日午前9時半頃、辺野古沖へ出港した。その後、ダイバーが海に潜り、防衛省が投下した重さ10トンから45トンもある大型のコンクリート製ブロックでサンゴ礁などが破壊されていないかを調査している。
県は、防衛省が基地移設作業の一環としてフロートなどの重りとなるブロックを数十個も投下していることを問題視していて、今回の調査の結果次第では海への資材投下の許可を取り消す構えだが、国は「ブロックの投下に県の許可は不要」と反発している。