皇后さま、今年の養蚕の締めくくり「御養蚕納の儀」に臨まれる 宮内庁からは今年収穫された生糸や繭の写真公開
皇后さまは19日午前、今年の養蚕の締めくくりとなる「御養蚕納の儀」に臨まれ、宮内庁から、今年収穫された生糸や繭の写真が公開されました。
毎年、皇居で養蚕に取り組んでいる皇后さまは19日午前、皇居にある紅葉山御養蚕所で「御養蚕納の儀」に臨まれました。
皇后さまは、今年収穫した純国産の「小石丸」をはじめ、「白繭」「黄繭」の3種類の生糸を神前に供え、拝礼されたということです。
側近によりますと、野生種の「天蚕」についても、今年は初めて卵を枝につける「山つけ」の作業から行い、今月14日に天皇陛下や長女の愛子さまと一緒に繭を収穫されたということです。
皇后さまは時間を見つけて例年以上に御養蚕所に通い、陛下や愛子さまも度々一緒に養蚕の作業をされたということで、その作業が2時間以上に及ぶこともあったということです。
今年は5月に涼しく、その後は真夏日が続くなど、温度管理に気を使う年だったということですが、皇后さまは、歴代の皇后が大切に続けてきたご養蚕を今年も無事に終え、「感謝の気持ちとともに感慨深く思っておられる様子だった」ということです。