春の鳴門の風物詩…「桜鯛」漁が最盛期
徳島県鳴門市では、海の桜と呼ばれる「桜鯛(さくらだい)」の漁が最盛期を迎えている。
鳴門海峡近くの播磨灘で桜の咲く時期にとれるマダイは、淡いピンク色をしたその姿から桜鯛と呼ばれ、春の鳴門の風物詩になっている。漁は、港から約2キロ離れた沖合に仕掛けた定置網にタイを誘い込んで行う。引き揚げると、網の中は見事な桜色。鳴門の渦潮にもまれ、身の引き締まった桜鯛がはねる。水揚げされた桜鯛は約1トンで、主に京阪神の市場に生きたまま出荷される。
桜鯛漁は、来月上旬頃までが最盛期。