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季節外れの暑さ…全国19か所で真夏日

2015年4月27日 19:04
季節外れの暑さ…全国19か所で真夏日

 27日は気温がぐんぐん上昇し、北海道や東北など全国19か所で30℃以上の真夏日を記録した。比較的涼しいはずの北海道帯広市も30.6℃まで気温が上昇。帯広が4月に真夏日となるのは17年ぶりのこと。季節外れの暑さの背景に何があるのか。

 26日に桜が開花したばかりの帯広市は27日、最高気温が30.6℃を記録。4月としては実に17年ぶりの真夏日となった。

 兵庫県豊岡市でも30.7℃まで気温が上昇。これは7月中旬並みの暑さ。

 福島県では、福島市で最高気温30.6℃の真夏日に。浪江町では32℃と、観測史上初めて4月に真夏日となった。

 立山の雪解け水をくめる場所として知られる富山市内の延命地蔵には、多くの人たちの姿が見られた。富山市は29.7℃の夏日を記録した。

 雲一つない晴天となった東京都心で最高気温25℃を記録。練馬で27.5℃を記録し、今年初めての夏日となった。

 雲の少ない青空が広がり、日射量が多くなったことなどから、全国的に多くの地点で今年一番の暑さとなった。

 全国928地点のうち、北日本を中心に19か所で最高気温が30度以上となる真夏日となった27日。最も気温が高かったのは、福島県の浪江で32℃だった。一方、沖縄県の那覇の最高気温は24.4℃。那覇よりも北日本の方が暑かった。

 その理由は、暖かい空気が山を吹き下りるフェーン現象。大陸であたためられた空気が、強い西風に乗って運ばれ、北日本を中心に、季節外れの暑さをもたらした。

 間もなくゴールデンウイーク。連休は晴れるところが多く、気温も全国的に高くなる見込みで、行楽日和となりそうだ。ただ、レジャーなど屋外で過ごす機会も多くなるため、熱中症や紫外線による炎症などには十分な注意が必要だ。

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