兵庫育ちのコウノトリ 徳島で巣作り
兵庫県豊岡市で巣立った国の天然記念物コウノトリが、徳島県鳴門市で巣作りしているのが確認された。
徳島県鳴門市の電柱の上で巣作りしているのは、兵庫県豊岡市から巣立ったコウノトリのオス。今月7日に近くで農作業をしていた沖野敏夫さんが、枝を電柱の上に集めて巣作りをしているところを見つけた。
鳴門市と豊岡市は距離にして約150キロ離れており、兵庫県立コウノトリの郷公園によると、これだけ離れた場所で巣作りが確認されたのは初めてだという。
四国電力徳島支店では、コウノトリの巣による停電の恐れは今のところないとみて巣を撤去しない方針。日本野鳥の会徳島県支部では、大事な時期なのであたたかく見守ってほしいと話している。