追い込み漁イルカ入手中止 国際団体残留へ
イルカの追い込み漁を巡り、日本動物園水族館協会が加盟する国際団体の世界動物園水族館協会から除名処分を通告された問題で、日本協会は20日午後、会見を開き、「追い込み漁によるイルカの入手をやめて国際団体に残留することを要望する」と発表した。
この問題は、国際団体の世界動物園水族館協会が「残酷な追い込み漁で捕獲したイルカを水族館が入手しているのは問題だ」として、日本動物園水族館協会に「21日までに改善策を示さなければ除名処分にする」と通告していたもので、協会は、国内の152の動物園と水族館に、国際団体に残留すべきかどうか意見を出すよう求めていた。20日までに意見を集約したところ、「国際団体に残留すべき」という意見が大多数を占めたという。
日本の水族館は今後、追い込み漁で捕獲したイルカは入手せず、飼育イルカの繁殖を促進していくとしている。