去年の「合計特殊出生率」 9年ぶりに低下
厚生労働省が去年の「合計特殊出生率」を発表し、出生率が9年ぶりに低下したことが分かった。
去年の1人の女性が生涯に産む子どもの数を推計した合計特殊出生率は1.42だった。2013年まで8年連続でわずかに上昇していたが、去年は2013年より0.01ポイント減った。また、去年1年間に生まれた子どもは100万3532人で、1899年の調査開始以来、最少を更新した晩婚化で40歳以上の出産が増えた一方で、20代、30代の出産は減った。
厚労省は、出生率の低下は特に20代の出産が減ったことが影響しているとし、出産する年代の女性の数が減っているため、人口の減少は続くとしている。