“介護”人材 2025年に37万人不足か
厚生労働省は、2025年に介護に必要な人材が約37万7000人不足するという推計結果を初めて公表した。
厚労省によると、10年後の2025年には、高齢者の数がピークを迎えるため、介護現場で必要な人数は253万人になると推計されているが、介護現場で働く人の数は若い世代の人口減少などで215万2000人にとどまるとみられ、結果として、約37万7000人が不足するとしている。
厚労省は、必要な人材を確保するため、今、働いていない主婦や障害者などが介護福祉士の資格がなくても担い手となることができる仕組みを作ったり、女性介護士が出産後も仕事を続けられたりできるよう介護施設内に保育所を設置する予算を支援するなどの対策をすでに始めている。