台風9号 沖縄で約4万2200世帯が停電
大型の台風9号が非常に強い勢力を保ったまま沖縄県に接近している。石垣島から現在の様子を田中記者が伝える。
石垣島は、台風の接近にともなって徐々に風が強くなり、後ろの木の枝が激しく揺れるほどになっている。雨も強まっていて、時折先が見えなくなるほどの強い雨が降ったり弱まったりを繰り返している。
港では、船が波で流されたり岸にぶつかって壊れたりしないようにロープで固定されているが、風の影響で揺れている。
9日夜、台風の暴風域に入った沖縄本島の南城市では10日午前1時すぎ、49.9メートルの最大瞬間風速を観測した。沖縄県内では強風で転倒するなどして、これまでに16人が重軽傷を負ったほか、午前5時現在、県内の約4万2200世帯が停電している。
石垣島にも暴風警報が出されていて、10日に予想される最大瞬間風速は40mで、11日午前6時までの予想雨量は200mmとなっている。
これから昼前にかけて石垣島に最接近するとみられ、島では厳重な警戒が続いている。