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台風第11号 17日午後に日本海へ

2015年7月17日 1:43

 気象庁によると、大型で強い台風第11号は四国地方を北上しており、今後、中国地方に進み、17日午後には日本海に達する見込み。四国地方では猛烈な雨の降っている所がある。西日本や東日本では、暴風、高波、大雨による低地の浸水、土砂災害、河川の増水やはん濫に厳重に警戒し、高潮にも警戒が必要。

<気象庁の発表内容は以下のとおり>
[台風の現況と予想]
 大型で強い台風第11号は、17日0時には安芸市付近にあって、1時間におよそ20キロの速さで北へ進んでいます。中心の気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで、中心の南東側190キロ以内と北西側150キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。
 今後、台風は中国地方に進み、17日午後には日本海に達する見込みです。台風の動きが遅いため、長い時間にわたって暴風や大雨が続くでしょう。

[防災事項]
<暴風・高波>
 現在、四国地方、近畿地方、中国地方が台風の暴風域に入っており、西日本では非常に強い風を観測しています。また、西日本や東日本の太平洋側の海上では、猛烈なしけとなっている所があり、広い範囲で大しけとなっています。
 17日は、西日本と東海地方の広い範囲で非常に強い風が吹き、西日本では猛烈な風の吹く所がある見込みです。また、西日本や東日本太平洋側の海上は、広い範囲で大しけとなり、四国地方から東海地方にかけて猛烈なしけとなる所もあるでしょう。
 暴風や高波に厳重に警戒してください。

<大雨・雷・突風>
 台風本体の活発な雨雲がかかる四国地方や近畿地方、東海地方で非常に激しい雨が降っており、四国地方では猛烈な雨の降っている所があります。また、17日1時までの24時間雨量が、近畿地方と四国地方で500ミリを超えている所があります。
 17日は、西日本や東日本の太平洋側を中心に、雷を伴って1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降り、局地的に1時間に80ミリ以上の猛烈な雨の降る所もあるでしょう。東海地方では、18日にかけても大雨が続くおそれがあります。
 土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水やはん濫に厳重に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

<高潮>
 台風の接近に伴い西日本では、17日朝にかけて潮位が高くなる見込みです。海岸や河口付近の低地では、高潮による浸水や冠水に警戒・注意してください。

[補足事項]
 今後の台風情報や、地元気象台が発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。

 次の「台風第11号に関する情報(総合情報)」は、17日5時頃発表する予定です。