新国立競技場の建設費が大幅に膨らみ計画が見直される問題で、東京都の舛添知事は「文科省・ＪＳＣ（＝日本スポーツ振興センター）に仕事をさせれば、また失敗する」と批判した上で、新たな政策遂行機関の設置などを提言した。

　舛添知事は２０日朝、自身の公式ブログに提言を載せ、「これまでの大失策の原因を検証し、責任の所在を明らかにすべきである」とした上で「文科省は、無能力・無責任で、これが失敗の最大の原因である」「文科省・ＪＳＣに仕事をさせれば、また失敗する」などと文科省を痛烈に批判した。

　一方で、新しい政策遂行機関として安倍首相を長にした「新国立競技場建設本部」を設置し、その下の作業委員会に、財務省や国交省、都庁などの職員やゼネコン、建築家、アスリートなどを集めることを提言していて、国会議員にも国会で厳しく監視するよう求めている。