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台風12号 沖縄・奄美で暴風などに警戒を

2015年7月25日 4:32

 気象庁によると、強い台風第12号は、25日午後に沖縄本島地方や奄美地方に接近する見込み。沖縄本島地方や奄美地方では25日昼過ぎから暴風となり、海上では大しけとなる見込み。暴風や高波に厳重な警戒が必要。

【気象庁の発表内容は以下のとおり】

[台風の現況と予想]
 強い台風第12号は、25日3時には南大東島の西南西にあって、1時間におよそ15キロの速さで北西へ進んでいます。中心の気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで、中心から半径90キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。

 台風第12号は、強い勢力を維持したまま、25日午後には沖縄本島地方や奄美地方に接近し、26日は九州の西を北上する見込みです。

[防災事項]
<暴風・高波>
 大東島地方では、25日朝にかけて暴風となり、25日夕方にかけて大しけが続くでしょう。沖縄本島地方や奄美地方では25日昼過ぎから暴風となり、猛烈な風の吹くところもあるでしょう。海上では大しけとなるでしょう。九州でも次第に風が強まり、26日には海上では大しけとなるでしょう。

 26日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は
  奄美地方        35メートル(50メートル)
  沖縄地方        30メートル(45メートル)
  九州北部地方      20メートル(30メートル)
  九州南部        18メートル(30メートル)
 26日にかけて予想される波の高さは
  沖縄地方、奄美地方   8メートル
  九州南部、九州北部地方 6メートル
の見込みです。

 台風は中心付近で風が強く、中心が接近すると急激に風が強まるでしょう。暴風、高波に厳重に警戒してください。

<大雨・雷・突風>
 沖縄地方と奄美地方では、25日午後は雷を伴い1時間50ミリ以上の非常に激しい雨が降り、局地的に1時間80ミリの猛烈な雨となるでしょう。
 26日6時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で、
  沖縄地方、奄美地方  150ミリ

 低い土地の浸水、土砂災害、河川の増水やはん濫に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

[補足事項]
 今後の台風情報や、地元気象台が発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。次の「台風第12号に関する情報(総合情報)」は25日11時頃に発表する予定です。