×

最低賃金平均18円上げ 過去最高目安

2015年7月29日 11:02
最低賃金平均18円上げ 過去最高目安

 厚生労働省の審議会は、全ての労働者に支払わなければならない最低限の時給「最低賃金」について、全国平均で過去最高となる18円引き上げる目安を示した。

 今年度の最低賃金について、厚労省の審議会は全国平均で18円引き上げ、798円とする目安を示した。最低賃金が時給で示されるようになった2002年度以降、最も高い引き上げ幅となる。

 経営側が生産性の上昇に伴った引き上げ幅にとどめるよう主張したのに対し、労働組合側は暮らしの底上げに直結する大幅な引き上げを主張し、議論は28日午後から29日朝まで重ねられた。

 29日示された目安を基に今後、都道府県ごとに最低賃金が決められ、10月に引き上げられる予定。