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“新国立”森会長がIOCに経緯説明

2015年7月30日 0:41
“新国立”森会長がIOCに経緯説明

 新国立競技場の建設計画見直しをめぐり、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は29日、マレーシア・クアラルンプールで開かれたIOC(=国際オリンピック委員会)の理事会で経緯を説明した。

 大会組織委員会の森会長は、IOCの理事会で“新国立”の建設計画が白紙撤回された経緯などを報告した。IOCの反応は…。

 森会長「バッハ会長から『了解をした』と。率直に、当初の国立競技場についての変更のおわびを申し上げたいと言ったら、『おわびをすることなどは全くない』と」

 見直しを余儀なくされている計画は“新国立”以外にも。

 当初、選手村を中心に主要な競技会場を半径8キロ以内におさめた「コンパクトさ」をうりにしていた今回の大会。しかし、膨れ上がった費用を抑えるため、既存施設がある他の県への変更が決定。半径はおよそ50キロに。さらに、自転車競技の一部を静岡・伊豆市に変更することも検討されているが、調整は難航。

 “新国立”以外にも様々な課題が残されている。