新国立問題の経緯説明 IOC側は理解示す
新国立競技場の建設計画見直しをめぐり、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は29日、マレーシア・クアラルンプールで開かれたIOC(=国際オリンピック委員会)の理事会で経緯を説明した。IOC側からは理解が示されたという。
理事会では、森会長が新国立競技場の建設計画を見直した経緯について説明した。そして謝罪を申し出たところ、バッハ会長は「おわびの必要は全くない。全てについて了解した」と述べ、理解を示したという。
森会長「(バッハ会長は)日本側で改善があったとすれば、それはまた当然のことでもあるし、むしろ次の前進する大きな弾みともなる。(バッハ会長は)国立競技場が間違いなく間に合うようにやってもらいたい」
バッハ会長は建設計画の変更について「IOCとしても協力する」という意向を示し、2020年の大会までに間に合わせるよう強く要請したという。