伊方原発 周辺地域の防災避難計画まとまる
先月、原発の新規制基準に適合すると認められた四国電力・伊方原発(愛媛県伊方町)について、26日、周辺地域の防災避難計画などが取りまとめられた。
この防災避難計画は26日に初めて開かれた「伊方地域原子力防災協議会」で決まった。避難計画では、伊方原発の西にある佐田岬半島の住民は、陸路で避難できない場合、フェリーやヘリコプターで大分県などに避難することとしており、それもできない場合は屋内退避するなどと定められている。
計画は今後、安倍首相を長とする政府の原子力防災会議で正式に了承される方針だが、この計画に基づく訓練はまだ行われていない。事故が実際に起こった場合、計画通りに避難できるのか実効性の面などで課題も残っている。