辺野古沖“サンゴ損傷”調査 普天間移設
沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題で、沖縄県が31日、名護市辺野古沖で海底のサンゴに損傷がないかを調べるため、潜水調査を始めた。
沖縄県は31日朝から、辺野古沖に船を出し、ダイバーが潜って海底の状態などを調べている。県の調査は、防衛省が今年1月から投下したコンクリートブロックで海底のサンゴなどが損傷していないかを調べるもので、約2週間かけて行う。
政府は、今月10日から始まった普天間問題に関する沖縄県との集中協議期間中、辺野古移設のための作業を中断し、日米が立ち入りを制限している水域内で県の潜水調査を認めた。しかし、台風の影響で調査の開始が遅れ、終了するのは、国と県が合意した作業中断期限の来月9日以降になる見通し。