沖縄を訪れている菅官房長官は１２日夕方、沖縄県の翁長知事と会談し、アメリカ軍普天間基地の移設問題をめぐる集中協議に入る。

　菅長官は１２日朝、平和祈念公園を訪問し、太平洋戦争末期の沖縄戦の犠牲者に花を手向けた。

　集中協議に先立って、菅長官と翁長知事は１１日夜、夕食を共にしながら意見交換をしたが、議論は平行線のままだった。

　翁長知事「沖縄県民の気持ちというものは、大変、魂の僕は飢餓感があると言ったんですけど、理解ができなければ、なかなか個別の問題というのは難しいかもしれませんねと」

　１２日の会談でも、菅長官は改めて名護市辺野古への移設に理解を求める方針だが、翁長知事はあくまで反対する考え。翁長知事は「協議はシビアなものになるだろう」と話している。