アメリカ軍普天間基地の移設問題をめぐり、菅官房長官と沖縄県の翁長知事が１１日夜、那覇市内で夕食を共にしながら意見を交わした。

　普天間基地の移設問題で政府は、移設に向けた作業を１か月間中断し、沖縄県側と集中的に協議を行う考え。菅長官が、辺野古移設への理解を求めたのに対し、翁長知事は「沖縄の気持ちと政府との間に距離があると、個別の話はすれ違いになって難しい」などと話したという。

　翁長沖縄県知事「沖縄県民の気持ちというものは、大変魂の僕は飢餓感があると言ったんですけど、その飢餓感にお気づきになり、理解ができなければ、なかなか個別の問題というのは難しいかもしれませんねと」

　菅長官と翁長知事は１２日夕方、正式に会談する予定。しかし、翁長知事が、「シビアな話になるだろう」と語るなど、歩み寄りの糸口は見えていない。