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宮城・大崎で堤防決壊 約1000人が孤立

2015年9月11日 10:30
宮城・大崎で堤防決壊 約1000人が孤立

 大雨特別警報が出されている宮城県では、大崎市で堤防が決壊し、約1000人が孤立している。

 県内ではこれまでに経験したことのないような大雨となっていて、河川の氾濫も相次いでいる。重大な災害に警戒し、命を守るための最善の行動をとるとともに、自治体からの避難情報にも注意が必要。

 気象庁は11日午前2時20分、富谷町の三ノ関付近で吉田川が氾濫したと発表した。陸上自衛隊によると、11日午前5時までに、自宅の浸水などで自力で移動できなくなっていた住民3人を救助したという。3人は80代と50代の女性と20代の男性で、いずれも命に別条はないという。

 一方、大崎市によると、11日午前5時前、古川地域の渋井川が20メートルにわたって決壊し、400世帯、約1000人が孤立しているという。

 また、11日午前7時現在、避難指示が1市3町の少なくとも2944人に、避難勧告が9市8町のあわせて約63万人に出されている。

 気象台によると、県内では12日午前6時までに予想される24時間雨量は多いところで150ミリとなっている。