阿蘇山噴火続く…店舗営業再開も風評を心配
14日に噴火した熊本県の阿蘇山は15日も噴火が続いていて、噴煙は午前9時現在、約300メートルの高さまで上がっている。
火口周辺では最大4.7キロの範囲で立ち入り規制が続いているが、阿蘇中岳の第一火口から西側に約3キロ離れた阿蘇市草千里までは14日に規制が解除され、3軒あるレストランや物産店などは15日朝から通常通り営業を再開した。団体の観光客の姿も見られる。また、全国的に人気の温泉地、黒川温泉の旅館は14日から予約客からの問い合わせが続いている。
黒川温泉観光旅館協同組合・鶴田晶子さん「(車で)40~50キロは離れているから大丈夫ですよ、という案内を(している)」
地元では通常の生活に大きな支障は出ていないが、14日時点ですでに23の宿泊施設で計374人分のキャンセルが出ているということで、今後も風評被害を心配する声が上がっている。