独の一時宿泊施設、満員状態 新たな拠出も
ヨーロッパに難民や移民が殺到している問題で、ドイツでは一時宿泊施設が満員状態になっている。
難民らをハンガリーから受け入れることが決まった今月5日、急きょ開設された施設。難民らを一晩休ませるため、イベントホールに簡易ベッドを並べたものだが、ベッドの数が足りず、他の地域の施設での受け入れを日々要請する状況になっている。
難民流入の勢いは衰えておらず、メルケル首相は7日、EU(=ヨーロッパ連合)の他の国に積極的に受け入れるよう訴えた。
メルケル首相「ヨーロッパ全体での対応強化が必要だ。団結すること以外にこの困難を乗り越える方法はない」
ドイツ政府は受け入れ施設の増設や難民らの教育などのため、日本円で約8000億円を新たに拠出するとしている。