堤防決壊から1週間…避難2000人超
記録的な大雨により茨城・常総市で鬼怒川の堤防が決壊してから17日で1週間。茨城県内では今も2000人以上が避難生活を強いられている。
鬼怒川の氾濫でもっとも被害を受けた常総市では、堤防の決壊した部分が1週間の復旧作業で、決壊前の高さに修復された。市役所では17日朝、市長や職員らが犠牲者に黙祷をささげた。
市内では、浸水した家の片付けなどに追われる住民の姿が多く見られる。停電はほぼ全域で解消されたが、多くの世帯で断水が続いている。さらに2000人以上の人が今も避難生活を余儀なくされている。
また、避難所ではボランティアによる炊き出しや物資供給などの支援も続いている。
こうした中、茨城県では17日夜から18日朝にかけて、雨が再び強まる予報。17日午後8時半の時点で鬼怒川の水位の上昇は見られないが、18日の夕方までに、多い所で100ミリの雨が降る見込みで、警戒が続けられている。