鬼怒川 仮設堤防の設置工事が完了
記録的な豪雨により鬼怒川の堤防が決壊した茨城県常総市で24日夜、仮設堤防の設置工事が完了した。
常総市を流れる鬼怒川では、今月10日、記録的な豪雨により幅約200メートルにわたり堤防が決壊した。現場では、土砂を積むなどして応急的にふさぐ作業が行われ、その内側には約600枚の鉄製の板を二重に並べるなどして、仮設堤防の工事が進められてきたが、国土交通省は24日夜、これらの作業が完了したと発表した。
仮設堤防の完成を受け、常総市は25日に開かれる災害対策本部で、市内に出されている避難指示や勧告の解除について検討することにしている。一方、宮内庁は、天皇・皇后両陛下が来月1日に常総市を訪れ、現場を視察して被災者を見舞われると発表した。