記憶遺産登録決定に地元は喜びの声 舞鶴市
所蔵する資料がユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界記憶遺産に登録されることが決まった「舞鶴引揚記念館」では10日、登録決定の知らせに地元は喜びに包まれた。
京都府舞鶴市の「舞鶴引揚記念館」では、日付が変わった後も、多くの関係者が吉報を待ちわびていたが、10日午前2時過ぎになってようやく登録の決定が伝わると、舞鶴市の多々見良三市長が市民とともにくす玉を割り、記念館は大きな喜びに包まれた。
多々見市長「平和の尊さや史実を、しっかり伝えることによって世界に発信する、未来に発信することが大事」
一方、今回は、舞鶴の資料とともに、京都の東寺に伝わる国宝の古文書「東寺百合文書」も世界記憶遺産に登録された。京都府内から、2つの遺産が登録されたことについて、山田啓二・京都府知事は、「府民にとって大きな喜びであり、京都にある日本の歴史資料をしっかり保存し、有効に活用していきたい」とするコメントを発表している。