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「イクボス」グランプリにIT企業部長ら

2015年10月19日 17:04
「イクボス」グランプリにIT企業部長ら

 育児を積極的に行う男性、いわゆる「イクメン」を増やそうと、厚生労働省は19日、部下の仕事と育児の両立を支援する上司「イクボス」らを表彰した。

 周囲の推薦を受けた65人のうち、「イクボス」グランプリを受賞したのは、百貨店の丸井の店長や、IT企業のニフティの部長、福岡県にある芳野病院の院長。子育て中の部下を積極的に登用していることなどが評価された。

 ニフティ・スマートデバイスサービス部長の長谷川晃司氏「長時間残業して頑張って書いた企画書よりも、日々家庭で奮闘するママさんたちの1時間の意見の方がビジネスの本質をつかまえる。そういう時代だと思います」

 また、男性社員の仕事と育児の両立に熱心に取り組んでいる企業「イクメン企業」のグランプリには、男性社員の育児休業取得率が100%という、群馬県で介護施設などを運営する社会福祉法人・桔梗会と、大同生命保険株式会社が選ばれた。

 厚生労働省は、企業が長時間労働を改善して仕事と家庭生活との両立を進めれば、優秀な人材確保につながるとして、「経営戦略」として取り組むよう呼びかけた。

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