年内に帰島させてあげたい~荒木屋久島町長
全島避難が続く鹿児島県の口永良部島について、気象庁は、警戒範囲を火口から2.5キロに縮小した。自治体側は年内の住民たちの帰島を目指す方針。
今年5月に爆発的な噴火をした口永良部島では、137人全ての住民の避難が続いている。最近は、火山ガスの噴出量や火山性地震の回数が少ない状況で、21日に開かれた火山噴火予知連絡会では「5月と同程度の噴火が発生する可能性は低い」という見解が示された。
気象庁・北川貞之火山課長「5月29日の噴火前に見られた島の隆起が維持されていることから、引き続き噴火の可能性があり、火砕流にも警戒が必要と考えられます」
これを受け気象庁は、警戒を呼びかける範囲を全ての居住地域から火口から2.5キロに縮小した。
屋久島町・荒木耕治町長「待ちに待っていた。色々な条件が整えば年内に帰島させてあげたい」
屋久島町は今後、ライフラインの復旧などを進めることにしている。