特措法初適用 行政代執行で空き家取り壊し
神奈川県横須賀市は、26日午前、倒壊の恐れがある空き家に全国で初めて「空き家対策特別措置法」を適用し、行政代執行で取り壊す作業を始めた。
取り壊しが行われているのは、横須賀市東浦賀の所有者の分からない空き家。市によると、この家は、3年前から周辺住民が「屋根が落ちてきそうで危険だ」などと苦情を寄せていた。
市は倒壊の恐れがあると判断して、今年5月に施行された空き家対策特別措置法に基づき、26日、行政代執行に踏み切った。特措法に基づき取り壊しが行われるのは全国で初めて。