JSCで不適切な会計処理 49億円超
会計検査院はJSC(=日本スポーツ振興センター)で不適切な会計処理があり、昨年度までの3年間で47の契約、約49億5000万円にのぼることを明らかにした。
JSCでは本来必要な理事長の記名や押印がないまま契約書を交わすなどの規則違反が常態化していて、一部は建設業法に違反した事例もあったとのこと。
さらに、白紙撤回された新国立競技場に関しても、設計会社と契約した実施設計業務約26億円に不適切な会計処理があった。
JSC・大東和美理事長「今回の指摘を真摯(しんし)に受け止め、このような事態を二度と招くことがないよう、役職員一同、業務の改善に取り組んで参ります」
JSCは6日夕方、東京・港区で会見を開き、適正な会計処理を行う意識や風土ができていなかったと謝罪した。