マナー向上啓発へ…ベビーカー利用巡り会議
大型化しているベビーカーを公共交通機関などで使う際の課題やマナーのあり方について話し合う、国土交通省の有識者会議が16日、開かれた。
有識者会議は、電車やバスなど交通機関や、子育て支援団体などが参加し行われた。会議では、JR東日本(東日本旅客鉄道)などの新型の車両でベビーカーをおくための十分なスペースを確保する取り組みなどが紹介された。
一方で、ベビーカーが近年、大型化していることもあり、バスの中で数台が固まっておかれた場合、他の人が乗車できないなどの問題点が挙げられた。
また、子供が乗っていないにもかかわらずベビーカーを広げたままにしていたり、「優先席」に座る障害者や高齢者の妨げになるようにおいたりといった行動がみられるとして、今後、使用者のマナー向上のため啓発が必要だとの指摘も出た。