高速の逆走事故ゼロに 国交省が有識者委
2020年までに、高速道路における逆走事故をなくそうと国土交通省は22日、防止策などを話し合う有識者委員会を開いた。
22日の有識者委員会では、正面衝突など大事故につながりやすい高速道路での「逆走」が、全国で2日に1回も発生し、その運転者の約7割が高齢者だということが明らかにされた。
また、過去4年間に起きた約140件の逆走事故のうち、42%が死亡やケガを伴う事故だったという。
委員会では、防止策として、逆走した場合、警告を発するカーナビや、自動でブレーキがかかって停車する機能などが紹介されたが、有識者からは、高齢者が使いやすい技術が開発されるべきなどの意見が出された。
委員会は今後、議論を重ね、来年3月をめどに防止策をとりまとめる方針。