高浜原発、再稼働可能に 住民側は抗告へ
福井県の高浜原発の運転差し止め仮処分について、福井地裁はこの仮処分を取り消す決定を言い渡し、再稼働ができる状態になった。
福井地裁は24日、高浜原発3・4号機の運転差し止め仮処分を取り消す決定を言い渡した。福井地裁は、関西電力の主張を全面的に認め、原発の新しい規制基準そのものについても「合理的」と結論付けた。
ところで、高浜原発3・4号機は地元同意の手続きが完了しており、今回の決定で再稼働が可能になった。関西電力では25日に燃料の装荷作業に取り掛かり、来年1月下旬の再稼働を目指している。
なお、住民側は決定を不服として高裁に「抗告」する方針だが、現時点で仮処分の効力は失われていることから、審理が続く場合にも再稼働は可能となる。