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健康保険証の個人情報 約10万人分が流出

2015年12月30日 18:15
健康保険証の個人情報 約10万人分が流出

 医療機関で受診する際に使う健康保険証の番号や氏名などの個人情報、約10万人分が名簿業者に流出していることがわかった。

 厚生労働省によると、名簿業者に流出していたのは、健康保険証の番号、氏名、生年月日、住所など約10万3000人分のリストで、住所は関西や四国を中心に沖縄を除く全国46都道府県に及ぶという。

 保険証の種類は、自営業の人などが加入する国民健康保険や会社員が加入する企業の健康保険組合のものもあった。75歳以上が対象の「後期高齢者医療制度」の番号がないことから、制度が始まった2008年4月より前の記録とみられる。

 厚生労働省は、複数の医療機関などから流出したとみて調べている。