“化血研問題”厚労省、製造体制など協議
熊本市にある化血研(=化学及血清療法研究所)が、国の承認を得ていない方法でワクチンと血液製剤を作っていた問題を受け、厚生労働省は、こうした薬の製造体制などについて話し合う初めての会議を行った。
会議は、化血研が国の承認を得ていない方法でワクチンや血液製剤を作っていた問題を受け、厚労省がその背景となる課題を話し合うために開かれたもの。
化血研が作るワクチンや血液製剤など全35製品のうち27製品に代替品がないことなどから競争やチェック機能が働いていなかったなどとして、会議では、こうした薬を製造する体制や承認の制度などを抜本的に見直す議論をすることにしている。
今後、どう安定的に供給していくかなどについて今年4月をめどに報告書をとりまとめたい考え。