センター試験終了 全国で7件の不正行為
大学入試センター試験が終了し、2日間でカンニングペーパーを使うなど、不正行為が、全国の会場で7件あったことが分かった。
今年のセンター試験は、全国で約56万4000人が志願し、2日目の17日は、理科と数学が行われた。大学入試センターは、2日間で青森県、静岡県、滋賀県、東京都、栃木県の5都県の7会場で1件ずつ、計7件の不正行為が認められたと発表した。
青森県と栃木県では、カンニングペーパーの使用が1件ずつあったほか、東京都では、試験中に問題をトイレに持ち出した例もあったという。また、東京都ではスマートフォンを使った不正行為も1件あり、これは、センター試験開始以来、初めてだという。
不正行為をした受験者は、全ての科目が無効となる。
一方、17日には、北海道の会場で、試験監督が5分早く試験を開始させるミスがあるなど、2日間で全国の256人が再試験の対象となった。
大学入試センター試験は、今月20日に平均点の中間発表が行われる。