「マルコメ」みそも 産廃業者が横流し
廃棄されるはずのカレー専門店を運営する「壱番屋」のカツが横流しされた問題で、大手みそメーカー「マルコメ」のみそも横流しされていたことがわかった。
マルコメの広報によると2014年、愛知県稲沢市の産廃処理業者「ダイコー」に売れ残りのみそなど144トンのみその処分を委託し、処理されたことを確認する証明書も届いたという。
しかし、カツをダイコーから買い取っていた岐阜県羽島市の食品関連業者「みのりフーズ」の実質的経営者は、ダイコーからみそを仕入れて弁当店に売ったと証言した。
みのりフーズからは、肉や魚の加工品など108品目が見つかっているが、ほとんどをダイコーから仕入れていたことがわかり、大半が横流しされた廃棄食品とみて、岐阜県は仕入れ先などを調査している。
また、弁護士によると、ダイコーの会長は警察に対し、廃棄物処理の証明書にウソの記載をしたことを認め、「法律に違反したことは悪かった」などと説明していることもわかった。