鹿児島県の桜島に火口周辺警報
5日午後7時13分、福岡管区気象台は鹿児島県の桜島の火口周辺警報を発表した。
鹿児島県の鹿児島市では火口周辺で警戒が必要。
福岡管区気象台の発表内容は以下のとおり。
<桜島に火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)を発表>
昭和火口及び南岳山頂火口から概ね2kmの範囲で大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
<噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引上げ>
[防災上の警戒事項]
昭和火口及び南岳山頂火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
風下側では火山灰だけでなく小さな噴石(火山れき)が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
爆発的噴火に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。また、降雨時には土石流に注意してください。
[火山の活動状況等]
桜島の昭和火口では、本日(5日)18時56分に爆発的噴火が発生し、弾道を描いて飛散する大きな噴石が3合目(昭和火口より1300から1800m)まで達しました。
桜島の噴火活動は、今後、活発化するおそれがあり、火口から概ね2kmの範囲では噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
**(参考:噴火警戒レベルの説明)**
【レベル5(避難)】:危険な居住地域からの避難等が必要。
【レベル4(避難準備)】:警戒が必要な居住地域での避難の準備、災害時
要援護者の避難等が必要。
【レベル3(入山規制)】:登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制
等。状況に応じて災害時要援護者の避難準備等。
【レベル2(火口周辺規制)】:火口周辺への立入規制等。
【レベル1(活火山であることに留意)】:状況に応じて火口内への立入規制等。
(注:避難や規制の対象地域は、地域の状況や火山活動状況により異なる)