高浜原発 関電が仮処分決定に不服申し立て
高浜原発3号機・4号機の運転差し止めを認めた大津地裁の仮処分決定について、関西電力は14日、不服申し立てを行った。
関西電力は14日午後、大津地裁に仮処分決定の不服申し立てを行った。安全性などに関する主張を不当に無視しているなどとし、決定の早期取り消しを求めている。
今月9日、大津地裁は高浜原発3号機・4号機について「過酷事故対策などに危惧すべき点がある。安全性の確保について関西電力は説明を尽くしていない」などとし、運転停止の仮処分を決定した。運転中の原発を停止させる司法判断は初めてで、高浜原発は決定が覆らない限り、再稼働できない。
関西電力は、「安全対策については詳細に主張・立証してきた。早期に決定を取り消していただくよう全力を尽くす」としている。