東京芸大で卒業式 学長が「慕」贈る
卒業シーズンを迎え、25日、東京芸術大学でもユニークな卒業式が行われた。
東京芸術大学では今年度、卒業生・修了生計933人が卒業した。式では教授らが琴を奏で、鼓をたたく中、宮田亮平学長が特大のパネルに卒業生に贈る漢字を書く恒例のパフォーマンスが行われた。今年の漢字は「慕(したう)」。宮田学長は、「これまでに出会った人を慕い、自らの新しい生き方を問うてみて下さい」と、はなむけの言葉を贈った。
卒業生「すごい楽しかったです。忘れられない日になりました」「2018年に個展が決まっているので、まずそれを。伝統工芸ではあるんですけど、現代の感覚で技術を伝承していけたら」
式の後も卒業生たちはサンバを踊ったり、記念撮影をしたりして喜びを分かち合っていた。来月1日から文化庁長官となる宮田学長は、笑顔で卒業生を送り出した。