コロナ対応 首相「菅長官とは一心同体だ」
野党議員は新型コロナウイルスへの対応をめぐり、安倍首相と菅官房長官の間に「溝」があると指摘されている問題についてただしました。
国民民主党の増子議員が、2月に政府が一斉休校を決めた際、菅長官に相談しなかったのかとただしたのに対し、安倍首相は「菅長官とは一心同体だ」と強調しました。
国民民主党・増子輝彦議員「これ(一斉休校)を決定する際に、このときは官房長官に相談がなくて、総理がいわゆる一斉休校を発したということをうかがってますが、この辺はどうなんですか」
菅官房長官「いろいろなことを言われてますけども、実は、一斉休校について最初に言及したのは私、総理に言及したのは私です。この件についてはずっと相談をしておりました」
安倍首相「まさに安倍政権が、第二次安倍政権が発足して以来、菅官房長官とは一心同体で、心を一つにして対応してきておりました。この一斉休校についてもそうでございます。いろんなことが週刊誌等で言われておりまして、どう答えるか興味を持って聞いておられる方もわが党にもいるかもしれませんが、これは全く一致協力してやっているということです」
また、安倍首相は、9月入学制度の導入をめぐり、「正しい方向であったとしても、私が旗を振ることによって、かえって反発が起こるという、私の不徳のいたすところだ」と述べた上で、議論が熟していくのを待つ必要があるとの考えを示しました。