マグロ大量死「複数の要因が関係」~水族園
2014年、東京・江戸川区の葛西臨海水族園でマグロなどが大量死した問題で、水族園は7日、「死因は1つの要因ではなく複数の要因が関係していたと判断した」と発表した。
葛西臨海水族園では2014年12月からクロマグロなどが相次いで死に、約3か月間で159匹いた魚が、マグロ1匹だけとなった。水族園ではこれまで死因について、工事の影響やストレス、酸素濃度など様々な要因を検証したほか、ウイルスなどについても専門機関の協力を得て調査してきた。その結果について水族園は7日、「死因は1つの要因ではなく間接・直接的な複数の要因が重なり、複合的に作用したと判断した」と発表した。
マグロの水槽には、去年3月末から魚を戻し始めていて、その後の状態は安定しているという。現在は80匹の魚が回遊していて、今後も定期的に魚を追加していく予定。