腕時計の商標登録「フランク三浦」は有効
スイスの高級腕時計、フランク・ミュラーに似せた「フランク三浦」の商標登録について、知財高裁は特許庁の無効判断を取り消し、登録は有効とする判決を言い渡した。
大阪の会社が2012年に商標登録した「フランク三浦」。ミュラー側の請求に基づき、特許庁は去年9月、商標登録を無効とする審決を出していた。これについて、知財高裁はフランク・ミュラーの時計の多くが100万円を超えるのに対し、「フランク三浦」は4000円から6000円であるなどと指摘した。その上で、「明確に区別できる」として商標登録は有効とする判決を言い渡した。