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都議28人をリオ五輪に派遣へ 反発も

2016年4月14日 18:13

 東京都議会が、今年8月から始まるリオデジャネイロオリンピック・パラリンピックの視察に議員28人を派遣することが分かった。この派遣には6200万円の予算が計上されている。

 東京都議会によると、リオデジャネイロへの派遣は会場施設やセキュリティー対策などの視察が目的で、オリンピックとパラリンピックの期間中、都議会議員7人を7日間ずつメンバーを変えて計4回派遣するという。

 都議のリオへの派遣費用として26人分として6200万円の予算がすでに計上されていて、28人を派遣する場合、単純計算で1人当たり221万円となる。実際の費用額について都議会は「契約は今後行うため現時点では決まっていない」としている。

 この都議のリオへの派遣について、共産党など一部の会派は「現地のホテルも高騰している。都民の税金を使う以上、派遣するとしても最小限にすべき」として、5人分を辞退したが、都議会は、その5人分の枠を、自民党など他の会派に割り当て、変わらず28人を派遣することにしている。共産党によると、「参加しない人数分を他の会派で分け合うことなど、これまではなかった」と反発している。

 リオオリンピック・パラリンピック期間中の現地視察については、東京都も都知事や職員の派遣を決めている。