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ホーム損傷も…九州新幹線、復旧メドたたず

2016年4月18日 17:47

 相次ぐ地震により交通機関への影響も続いている。

 JR九州によると、運転見合わせが続く九州新幹線は18日午後、脱線した回送列車を線路上に戻す作業を始めた。しかし、脱線以外にもレールの変形や駅のホームの損傷などの被害が約130か所で見つかっていて、復旧のメドはたっていない。

 在来線は18日午前6時現在、5つの事業者の12路線で運転休止となっている。JR九州の鹿児島線では、午後1時20分すぎ、荒尾~熊本間で運転が再開し、福岡方面から熊本市内を行き来できるようになった。しかし、午後2時前に熊本駅構内で亀裂が見つかったため、午後5時現在、玉名~八代間で運転見合わせとなっている。

 一方、熊本空港はターミナルビルの閉鎖により、18日も各航空会社の全便が欠航となっているが、石井国土交通相は18日午後、19日から日本航空と全日空が一部の便の運航を再開すると発表した。

 高速道路は、九州自動車道と大分自動車道などの一部(※)で、通行止めが続いている。陥没や土砂崩れで大きな被害が出ていることから、復旧のメドはたっていない。

※18日午後5時10分現在
 ・東九州自動車道 日出JCT~速見IC
 ・九州自動車道 植木IC~八代IC
 ・大分自動車道 別府IC~玖珠IC
 ・九州中央自動車道 嘉島JCT~益城料金所