フィールド?外?聖火台 良い点と課題は…
2020年東京オリンピック・パラリンピックの聖火台の設置場所について、政府の検討チームは28日、新国立競技場の「フィールド」か「スタジアムの外」のどちらかにすることを事実上、推奨する内容の報告書をまとめた。
聖火台の設置場所についてはこれまで、「屋根の上」「フィールド」「スタンド」「スタジアムの外」の4か所のうち、どこにするかを検討していた。
では、「フィールド」と「スタジアムの外」で、それぞれ良い点と課題はどこにあるのか。
「フィールド」に設置する場合、良い点は全ての観客席から聖火台が見えることだ。一方で課題は、聖火台が邪魔をして競技が見えない場所ができてしまう。また、聖火の燃料用の配管が必要になるという。
「スタジアムの外」に設置する場合、良い点は外にいる人でも聖火台が見えることだ。一方で課題は、聖火から街路樹が燃えない距離が必要となることや、聖火台が観客の避難などを邪魔しないことが必要なことが挙げられた。
設置場所については、大会の1年半前までにIOC(=国際オリンピック委員会)の承認を得るとしている。