辺野古沖“立ち入り禁止”フロート撤去開始
沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設をめぐり、政府は沖縄県との裁判の和解を受けて、名護市辺野古沖で立ち入り禁止区域を示すフロートの撤去作業を始めた。
辺野古のアメリカ軍キャンプ・シュワブの浜辺や沖合では30日朝、防衛省の作業員らが、海に設置されていたオイルフェンスを引き揚げるなどフロートの撤去に向けた作業を始めた。
日米両政府は2014年、辺野古沖で工事を円滑に進めるため、埋め立て予定地を大きく囲む形で立ち入り禁止区域を設定し、フロートはこれを示すため設置された。しかし、先月、国と沖縄県が裁判で和解し、工事が当面、中断されたことから、国と県の協議で撤去が決まったもの。
沖縄・翁長知事「撤去作業が開始されたことは、一定の評価をしております」
今後、フロートは数週間かけ、撤去される見通し。